今回は「定規ツール」の描画編です
実際にパース定規を使って簡単な背景を描いていきます
パース定規は2部構成になってますので「基本操作編」まだ観てない方はそちらからお願いします
★【クリスタ] パース定規の使い方【基本操作編】

前後編合わせて観終わった時は「パース定規」使えるようになってるかずです!
★動画で観たツール、テクニックを使ってあなたもデジタルイラスト描いてみませんか?
動画の台本公開
※これは記事ではなく台本です。上に埋め込んだ動画をみていただければまったく同じことを書いています。
どれぐらいの文字数だと何分ぐらいの動画になるのか、など参考になれば幸いです。
いらっしゃいませ
今回はパース定規の描画編です
前回、基本操作編をラスボス、と例えましたが
今回の描画編は、ラスボスだと思ってた魔王を倒したら、謎の魔の大陸が出現してそこに実は真のラスボスである大魔王が現れたって感じですかね
大魔王を倒してエンディングを迎える頃にはパース定規を自在に扱えるようになってるはずです
これまではキャラだけ描いて抽象背景を描いてた方(お巡りさんこいつで)
も実物背景が描きたくなるはずです
———————————–アイキャッチ——————————-
ではまずパース背景についてですが
はい、これが一点透視図
消失点が一点存在して垂直、水平以外の線が一点に収束する図法です
お笑いのコントとかこういうアングルのセットでやられますよね
室内背景を描く時に多く用いられる図法ですね
はい、そして背景としてもっともポピュラーな2点透視図
消失点が2点存在し
主に町中の建物など線の多い背景の時もちいられる事が多いです
そして2点透視図に「高さ」が加わった3点透視図
2点透視の時の2点の消失点に加え、上、または下にもう一点消失点が加わります
大きなビルであったり高いところから下を見下ろした背景に使われ、
安定感のある2点透視と比べて不安定感であったり壮大さなどを感じさせやすい為、感情を表現する際に用いられる背景図法でもあります
はい、それでは一点から3点透視がどういうものか説明したところで実際パース定規で簡単ではありますが背景を描いてみようと思います
まずはラフで
「こういう背景描こうかなぁ、」と大体の感じを描きます
はい、そしたら
前回の動画で説明したようにレイヤーメニューからパース定規を出します
今回はは2点透視で描きますね
はい、このラフの一番角度の取りやすそうな辺にパース定規の消失点の線を合わせて行きます
この時ラフの線は不透明度を下げたりしてパース定規の線が見えやすいようにしておきましょう
はい、線を合わせる時、辺の中央あたりにこの白いポッチリを合わせましょう
ラフなのでどうしてもいきなりぴったりは合いません
次にアイレベルの高さを微調整します
十字付近にあるこのポッチリでアイレベルの高さを調節出来ます
アイレベルの高さを触ったり
この線に付いてる青色の点を触りながら…
線がラフの段階でピッタリ合う事は稀なので「このへんかな?」といった妥協点を見つけましょう
もちろん背景をたくさん描いていってラフの状態でも正確なアイレベルと消失点をすぐ設置出来るようにもなってくるとは思いますが、はじめの内はラフはあくまでもラフとわりきりましょう
絶対合う所が見つかる!ってやってたら日が暮れると思います
はい、消失点とアイレベルの妥協点が設置出来たらもう一方の消失点を設定します
こちらも最初の消失点の時同様、一番角度が見つけやすそうな辺を見つけて一旦設置して
この青い点の方で消失点を設定します
コチラ側はもうアイレベルが決まってる状態なので最初よりは妥協点も早く決まるはずです
はい、これでアイレベルと消失点は決まりました
では線を描いていきます
はい、定規が「ムラサキ」になってる事を確認して線を引きます
なんでムラサキ色なのか覚えてますか?
クリスタの定規にはムラサキ色とミドリ色があるのですが、ムラサキの状態がアクティブ、ミドリの状態が非アクティブです
ムラサキなら定規の線にスナップされますが
ミドリだとスナップされず自由な線になります
ーーーーーー
それでは線を描いていきますが線を描くレイヤーはベクターレイヤーに描きましょう
レイヤーメニューからパース定規を出した場合は「ラスターレイヤー」に定規が入ってる状態になってるのでベクターレイヤーに描こうとするとパース定規が非表示になる場合があります
その時はこのレイヤーについてる定規マークで右クリックして「すべてのレイヤーで表示」にチェックを入れておいてください
これで別レイヤーに描く時も定規が表示されます
はい、キャラの線画もこのチャンネルではベクターをオススメしてますが
背景の線もベクターレイヤーで描いた方が効率がいいです
少し線描きますね
一個立方体描いて
はい、こういうところですね線がはみ出したり交差してる部分、こういう部分を簡単に消すことが出来ます
ベクターレイヤーについてはこちらの動画を確認してください
おすすめカードと概要欄にリンクしておきます
はい、では描き進めますね
早送り
こんな感じですね
では、このまま三点透視の方も軽く触れておきますね
レイヤーメニューから「3点透視」を選んでパース定規を出します
冒頭で説明したように2点透視にプラスして上空、または下に消失点が増えます
今回は上に消失点を持ってきます
そして予め用意していた3点透視用のラフを置いて…
まずは左右の消失点とアイレベルを設置して…
早送り
そして3点目、縦のラインの消失点を設置します(ほぼ垂直に近いくらいでもいいので遠くに消失点置く)
3点透視の3つ目の消失点は近すぎると変な背景になちゃいますので、出来るだけ遠くに3つ目の消失点は設置しましょう。
早送り(3つ目の点設置)
はい、今回はこの辺りに3点目置きました
そしたら、描いていきますね
早送り
はい、どうでしょうか
先程描いた2点透視と今書いた三点透視、建物の構成はほぼ同じようなのを描きました、時間を掛けずやったので比率とかまでは勘弁してください
でも、同じ様な背景でも消失点の量の違いで結構印象変わりますよね
2点透視とほぼ変わらないくらい、縦のラインが垂直に近くても多少
上なり、下なりに消失点を置いて垂直じゃなくなると若干の不安定さが絵に現れて、視る人に「ん?この絵なにかある?」と無意識に訴えかける事が出来て一点透視図や2点透視図のような安定した背景よりも目を引く作品に仕上げる事が出来ます
イラストを描いて背景を入れる余裕が出来て、さらに3点透視図で描けるようになったら試してみましょう
僕がアシスタント時代、背景を描いてた時原稿の外に消失点が来るような絵を描くときはこんな感じで紙を注ぎ足し注ぎ足しで消失点を作ってました
またアナログでも【パース定規」ってのが売られてて、僕も買って使ったことはありますがもんのすごーーーくめんどいし難しかったです
クリスタなら線はスナップしてキレイな直線引けるし
紙の注ぎ足しは必要ないし
アナログのパース定規に比べたらありえないくらい使い方は簡単です
ホント、あの頃、今のクリスタがあればあんな苦労して描いてた一枚の背景描きあげる間に一週間のノルマ枚数書き切れてたんじゃないかなぁ…
まぁ、懐かしむのはこの辺にしましょうか
という事で初心者の内は覚えるの大変かもしれないですが、まずは触ってみてください。
難しいから使ってない、って人も今回の前後編動画観てみて試してみてください、
意外とそんなでもない、って気付けると思います。
まずはやってみる。そこからはじまります
僕の動画だけではなく、プロの方のチェンネルでも僕以上の有益な情報や技術を発信されてる方もたくさんいらっしゃいます。
でもそういう動画を観てやった気になってはダメですよ。
まずは自分でも試してみる!
最近僕も動画を録るために勉強して、実際皆さんに伝える為に自分で試して、「あー、こんな感じか」「え、意外と簡単じゃん」など気付ける事が多いです
視る、聞く、読む、だけではなく実際にやってみる、
ためしてみてください必ず今よりも絵がうまく、早く、レベルアップしていけるはずです。
はい、すみません今回は何か語ってしまいました。
では今回はこれにて終わらせて頂きます。
このパース定規以外の定規ツールの使い方も、定規以外のツールの使い方などもいくつか動画にしてますのでよろしければ観ていって頂けるとうれしいです
その上でなおお願いを言って申し訳ありませんが、少しでも為になったよ、と思って頂けたら高評価(アニメ)やチャンネル登録(壁紙)していただけるとうれしいです。
それでは、今回は前編後編に分かれましたがイベント参加いただきまして誠にありがとうございました。
また、次回のご来店もお待ちいたしております
それでは
またね
ばいばーい!
本日もご来店ありがとうございました。また次回のご来店をお待ちいたしております。
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